川越氷川神社
十二色の「結び」御朱印帳
しかしその造りによく目を凝らし、
由来に耳を傾けてみると、そこには古くからの信仰や
技術を未来に結び合わせるための知恵や思いが、
驚くほどたくさん込められていました。
しかしその造りによく目を凝らし、
由来に耳を傾けてみると、そこには古くからの信仰や
技術を未来に結び合わせるための知恵や思いが、
驚くほどたくさん込められていました。
山田 禎久さん(川越氷川神社 宮司)
今から約1500年前に創建された川越氷川神社は、お祀りしている五柱の神々がご家族とご夫婦であることから、縁結びの神様として長く信仰を集めてきました。「むすび」とは単に出会いのことだと思われがちですが、元々は「出会った先に新たなものを産み出す目に見えない力」などの意味を表します。その本来の意味を伝えるきっかけにしたいという思いから、「むすび」をモチーフにした独自の御朱印帳をつくりました。表紙の結びの形は毎月お分かちしているお守り「まもり結び」に由来し、一年を平穏に過ごしていただけるようにと、年中行事を表現しています。中面だけでなく表紙の素材にも紙を用いたのは神社として極めて自然なことで、紙垂(しで)や大幣(おおぬさ)に代表されるように、紙、特に白い紙は清らかさを象徴する媒質として昔から神社と深い関わりをもってきました。また朱は生命力を象徴するとともに邪気を除ける色でもあり、白い紙に朱の判を押す御朱印は、神社にとって清らかさの極まったかたちといえます。近年、御朱印帳が若い方々を中心に広まり神社の参拝者が増加していますが、この現象が紙を媒介にして起きているというところが、とても日本らしいと感じています。新しい御朱印帳を機会に全国各地の神社に足を運ぶ方がさらに増え、日本人が古くから守ってきた神社ならではの清らかな空気や精神を感じていただければ何よりも嬉しく思います。

川越氷川神社 十二色の「結び」御朱印帳
表紙・見返し|タント N-53、L-67、L-50、L-72、N-72、N-63、N-67、Y-11、N-58、D-59、Y-8、D-53 四六判Y目 100kg