商業印刷
ここでは、大部数の印刷に適したオフセット印刷と、小規模の印刷が得意なデジタル印刷の紙の選び方をご紹介します。
紙の選び方
非塗工紙は、表面に塗工を施さず、紙そのものの風合いや質感を生かした紙です。
塗工紙に比べてインキが紙に浸透しやすく、発色は控えめになりますが、素朴で温かみのある仕上がりが特徴です。
印刷面が落ち着いた表情になる非塗工紙は、「自然」「オーガニック」「ナチュラル」といったテーマの印刷物との相性が良いでしょう。
階調表現が求められない、テキスト主体の印刷物にもよく利用されています。
また、便箋やノートなど筆記適性が求められる用途では、塗工紙よりも非塗工紙が適しています。
安定感のある仕上がりを求めるなら、UVオフセット印刷もおすすめ
近年主流となっているUVオフセット印刷は、印刷直後にインキを紫外線で硬化させるため、
乾燥過程での裏移りや紙面が汚れるといったトラブルがほとんど発生しません。
また、ドライダウン(インキ乾燥後に色が沈む現象)がないことも特徴です。
そのため、従来の印刷では扱いづらかった多様な用紙にも対応できるようになりました。
塗工紙はもちろん、非塗工紙も安定して美しい仕上がりを実現できるようになり、選択の幅が広がっています。
デジタル印刷とは | 特徴と用紙選びのポイント
版を使用せず、直接用紙に印刷する方式です。
現在は、トナーを使用した電子写真方式とインクジェット方式が主流になっています。
オフセット印刷と異なり、版が不要なため、イニシャルコストを抑えた小ロットの印刷に適しています。
デジタル印刷の特徴
- 印刷データをそのまま出力するため、短納期が可能
- 1部ごとに異なる内容を印刷できるバリアブル印刷(可変印刷)が可能
- 版が不要なため、小部数での印刷が経済的
- 近年の技術向上により、オフセット印刷との品質の差は年々縮小傾向
デジタル印刷に適した用紙
- 表面が比較的平滑な用紙(極端な凹凸のある用紙は避ける)
- 一定の耐熱性を持つ用紙(トナーを定着させる際の熱に耐えられる)
- 適度な厚みのある用紙(薄すぎる用紙は用紙搬送時にトラブルの原因となる)
デジタル印刷ならではの強みもあり、今後ますます市場が広がっていくと考えられます。
竹尾では、クリエイターや制作現場のニーズに応えるべく、デジタル印刷のためのファインペーパー「TAKEO Digital®シリーズ」の拡充を進めています。
おすすめの銘柄
オフセット印刷におすすめの銘柄
コストを抑えつつ、写真やイラストを鮮やかに印刷したい場合はMTᴬ⁺-FS、
高級感を演出したい場合は、リッチなグロス感と豊かな風合いを備えたヴァンヌーボV-FS、エアラスなどのラフ・グロス®シリーズがおすすめです。
発色や印刷面のグロス感はほどほどに、紙らしい雰囲気を重視したい場合はアラベールーFSや風光、
素材そのものの色や風合いを生かしたい場合はNTラシャやビオトープGA-FS、レザック66などの色紙やエンボス紙が活躍します。
デジタル印刷におすすめの銘柄
大判UVインクジェットプリンター向けのヴァンヌーボRIJ-FSといった「TAKEO Digital®シリーズ」のほか、用途に合う用紙をご提案しています。
詳しくは株式会社 竹尾 東京本店 営業開発一部までお問い合わせください。